発達障害の次の課題はキャリア形成
「発達障害のある人のキャリア創出プロジェクト」をはじめます。
キャリアという言葉は官僚のキャリアにあるように特別なもののように受け取られがちですが、私はキャリア形成は「知識・経験・能力・ネットワーク」の風船を膨らませていくことだと考えています。
一般には仕事などの社会経験を通じて、キャリア形成されていきますが、もともとのポテンシャルが高くても、自身の病気や障害、家族側の要因で、社会参加の機会を失って、この4つの風船が小さいままだったり、いびつだったりすることで、就労につけなかったり、自分を活かした仕事ができなかったり、風船を膨らませるような仕事が与えられなかったりと。
誰もが風船を大きくしたいわけではないし、自分の風船の大きさにあった生き方・働き方が選べるのがいいのかなと・・・。
まずは風船を大きくして社会で活躍したい(ここが思い込みと素養のギャップの問題はあるのかと思いますが)、もしくは活躍できる人のエンパワメントサポートをする、そして他者理解できる人が社会で活躍することで、インクルーシブな社会の下地を作る・・・、
これらをもとにした社会課題を解決するためのプラットホームをソーシャルビジネスとしての経済モデルを作る・・・、というイメージです。
自分らしく働きたい、活躍したいと願うひとたちの環境整備につなげることを目的に、参加される想いのある当事者とともに、支援者や専門家の協力をいただきながら、今月から試行錯誤しながら作っていく予定です。
医療と居場所と障害者雇用だけでは、一億総活躍社会の実現は程遠いです・・・。